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2011年7月開催 レインウェアで雨とあそぼう

♪あめあめふれふれかあさんとぉ♪の・・・はずが

梅雨時期の開催だったので雨の中をレインウエアを着てあそぼうと思っていましたが、今日は夏の日差し。
集合時間前に集まってくれたお友だちと絵本「とんぼのあかねちゃん」を読んで、みんなが集まるのを待って公園内へ移動。
広い芝生には、すでにトンボがたくさん飛んでいて、みんなで両手を広げ、トンボのまねをして、びゅんびゅん走りまわりました。
芝生から森に移動すると空気がひんやり。「森って涼しいね~」を実感しながら、虫さがしをしました。途中、大きな木にカナブンがたくさんいたので、近よって見てみるとなんとそこにカブトムシを発見!
自分の手より大きなカブトムシに恐る恐るさわる子、さわれるようになってにっこり笑顔の子。反応はみんなそれぞれ。でも、一番驚いたのは、大人たちのほうでした。
最後はいつものせせらぎ広場へ移動。子どもたちは吸い寄せられるようにちょろちょろ流れる小川の中へ。 印象的だったのは、最初は慎重で裸足になることすら嫌がっていた男の子が、流れの中に入り、ほぼうつぶせ状態で、全身で水と泥の感触を味わったこと。およそ30分後、「満足した!」という満面の笑みでお母さんのもとへ。

参加者の感想

2歳女の子のママ(参加2回目)

2回目の参加でしたが、前回より積極的に土を触ったり、木の実を採ったり、自分から行動していた場面が多く見られました。 また怖がりで、体が汚れることが嫌いなはずの娘が、裸足で川に入るお友達を見て、自分も!と裸足になって川に入ったのは、親として驚きでもあり、この講座を通して自然と触れ合うことに慣れてきたんだな、と実感できました。 また、帰宅後も嬉しそうに、そして得意気に、持ち帰ったどんぐりや木の実を父親に見せていました。

2歳男の子のママ(参加2回目)

最初はちょっと緊張していた息子も、途中から木の皮を集めて遊んだり、虫が怖いのにカナブンが飛ぶのをおもしろがったりと、自然と遊ぶことの楽しさの発見が多々ありました。息子は帰ってからも先生(井東さん)と本を読んだ話などを繰り返し話しており、とても満足した様子でした。 虫を怖がる息子が徐々にさわることに関心を持ちだしたこともまた収穫でした。最近は虫を取りに行きたいと言い出すようになりました。

2歳児男の子のママ(参加2回目)

親子ともにとても楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます。参加者の人数、時間も適切だったと思います。このイベントではリードしてくださる井東先生やそのほかのスタッフの方たちと、より親密に過ごせたこともあり、自然の中を歩くこと、何かを発見することを心から楽しんでいました。うちの子どもの場合はまだ一日中遊び通す体力はなくお昼寝をしてしまうため、時間も昼までの二時間というのがちょうどよかったようです。
楽しさの余韻が残っていたと見えて、解散後も御苑を出るまでの帰りの道で、落ち葉や木切れでままごと遊びを始めていました。
自分と子供だけで自然のある所へ外遊びに行くと、どうしても「自然を味わうぞー、体力を使わせるぞー」と力んでしまいがちで、やたら説明したりして子供が飽きてしまうというパターンが多かったのですが、このイベント後、もっと自然体で子供と外遊びができるようになりました。
そういえば、新宿御苑で井東先生から「やまもも」が食べられることを教わったため、九州の実家でも庭の片隅のもう乾燥して干からびてしまったヤマモモの実を見て、「これは食べられないのかなあ」と聞いていました。こうやって、生き物として生きていくためのいろんな知識を蓄えていくんだなあ、としみじみ思います。今は、「黄色くなった完熟ゴーヤの中の種の中の赤い果肉(ものすごく甘い)」にはまっています。

今回紹介した絵本

「とんぼのあかねちゃん」(童心社)
「いもむしれっしゃ」(PHP研究所)