ホーム > サービス例 > 市民活動支援サービス例 > 今度担当する新事業、 市民参加方式で進めることに。 どうしよう、初体験で不安です!
ここ数年、行政系事業の多くに、「市民参加」「市民主体」「市民が主役」などの言葉が躍っています。文字通り、その街に暮らす
住民の方々に、積極的事業に参加していただく事業のことです。
参加希望する住民の方々の関わり方は、事業によってさまざまで、事業の中心で企画したり、課題解決したりする場合や、事業プロセスの途中に参加していただき、ご意見をいただいたり、評価をしていただく場合、さらには、事業の開始時などにワークショップを行い、意見交換や情報収集、アイディア出しを行う場合など、さまざまな「市民参加」のカタチがあります。
そうすると、準備の進め方、会議やワークショップ当日の進め方、事前事後の情報共有や情報発信の行い方など、そのカタチごとにちょっとしたコツやテクニックが必要となるのです。
「市民参加」という手法は、非常に意味と価値のある手法ではありますが、手間暇がかかることと、事務作業が増すことも事実ですから、ご担当者さんが進め方や作業量に不安になってしまうこと、よくわかります。
話題になった事業仕訳。市民参加事業においても「手間暇」と「作業量」の仕訳が肝心になってきます。時間がかかること、手間や作業が膨大になることでも、省いていいもの・削るべきものと、丁寧に時間と労力をかけなくてはならないものの2種類があるからです。事業素案の作成段階で、何を大切にし、何に時間と労力を取られないようにするべきか、しっかりと見極めてから動きだしたいものです。
個人的な見解ですが、市民参加のプロセスを一言で表すなら、私の中ではこの言葉が一番よく表現していると思います。
事前の準備・設計、会議やワークショップ当日の準備・設計を怠ってしまうと、このことわざの本来の意味通り、いろんな人がいろんなコトを好き勝手にいって、迷走し、どこへ向かうかわからない、ということになってしまいます。
ただ、逆に、事前の準備・設計、会議やワークショップ当日の準備・設計がしっかりできていると、たくさんの知恵やアイディアが持ち寄られて、本来、水の上しか進めない船が、山に登ったり、空を飛んだり、思いもよらない成果をあげることができる、と、新しい解釈ができるようになるのです。
市民参加は活かすも殺すも、準備・設計を行う担当者とコアメンバーにかかっていると言っても過言ではありません。「船」は漕ぎだしてからは、乗り換えることも、大胆な軌道修正をかけることも難しいからです。
前項で市民参加事業を船に例えましたが・・・どんな船にするのか?
乗客はどんな人にするのか? 航路はどうしよう(風まかせ?乗客で相談?)?
船長は誰? どんなスタッフが乗船するのか? 途中、どこに立ち寄るのか?
目的地はどこなのか? ・・・実は、市民参加事業は、冒険と同じく、準備・設計はとってもワクワクするもの。反面、失敗したときに沈没の可能性も?!
実際の船旅の計画や遂行には、安全・快適に旅を続けるための専門知識を有した専門家が必要不可欠。市民参加も経験と実績を持った専門家がチームに加わると心強いものです。
私たちは、これまでいくつかの市民参加事業に携わってきました。
市民参加事業の企画から運営まで、会議やワークショップのファシリテーション、事務局運営、協働事業のコーディネートなど、全体設計・運営から細かい部分の助っ人まで可能です。ぜひ協働しましょう!
遠慮なくお声掛けください。あなたのお役に立たせていただきます。