ホーム > news&topics > トピックス > 福島復興応援ツアーに行ってきました(前編)
昨年、福島市の観光コンシェルジュさんの人材育成のお仕事に
関わらせていただいたご縁でお声がけいただき
「梁川五十沢柿取りお手伝いツアー」というモニターツアーに参加してきました。
★福島市観光コンシェルジュについては【こちら】
おすすめコースも紹介しているので福島市に観光に行くときは参考にしてね。
では、ツアーの様子をレポートします!
11時に晴天の福島駅西口に集合して出発。
午後の柿取りお手伝いの前に、まずはしっかり腹ごしらえ。
福島市のお隣、伊達市の産業伝承館で、地元で採れた農産物や
化学調味料を使用しないお料理が自慢という
農家レストランのお膳料理をいただきました。
★産業伝承館・農家レストランは【こちら】
冬季はお休みで、来年4月に再開とのこと。
森の豆だんご汁、おいしかったぁ~。
あと、個人的には、味噌のしそ巻き!
これだけでご飯が何杯でも食べられるね。
ウィキペディアにも「しそ巻き」として載ってる。
“東北地方で盛んに食されるおかず”だそうです。初体験でした。
★なぜ(冒頭で福島市と言っておきながら)「伊達市?」と思った方は【こちら】
隣接する福島市・相馬市・二本松市・伊達市の4市で
「ふくしま観光圏」を構成して観光地づくりに力をいれてるそうです。
続いて、伊達市の五十沢地区へ。
この秋は生産自粛となってしまった「あんぽ柿づくり」。
収穫しても、商品にできないのであれば(売れないのであれば)・・・と、
農家の方々が気落ちされて、柿の実が収穫されずに残っているそう。
柿の実がついたままだと、木が弱ってしまうとのことで
柿の木が弱るのを防ぐための柿の実の収穫のお手伝いをするのが今回の本題です。
この小さい画像では見えづらいかもしれませんが、
たくさんのオレンジ色の粒粒がすべて柿です。
生産自粛で、もいでも捨てなければならないのに
これらをすべて取らなければならないとのこと。
また、画像の一番手前は、9月下旬の台風で
河川が氾濫した時に絡みついた草木や泥だそうです。
地震に放射線に台風まで・・・言葉も出ません。
青空に映えて、秋の柔らかい陽光に照らされて、
柿のオレンジがまぶしかったです。
大げさでなく、今年見た風景の中で1、2を争う美しさでした。
でも、この柿をもいで捨てるという作業は
・・・あまりにも過酷でせつない時間でした。
ご指導いただいたあんぽ柿農家の大和田さん。
最後、別れ際のご挨拶の際、
「生産自粛が決まってから、なかなか柿畑に足がむかなかった」と
今の厳しい状況を、夕日をバックにお話されていたのが
2日間のツアー中で、最も心に刻まれている瞬間です。
作業終了後にパチリ。
限られた時間だったので、広大な柿畑のごく一部だけでしたが
だいぶ実が取れてスッキリしたでしょうか?!
身軽になった柿の木たちが、寒い冬の間に力を蓄えて
来年また大粒の柿の実をたわわに実らせることと
放射線の状況が好転して来年は出荷できることを祈ります。
(今後、柿の木の除染作業も行われるらしいです)
★そもそも「あんぽ柿」って何?という方は
ウィキペディアの「あんぽ柿」をご参照ください。
今回お世話になった福島県伊達市梁川町五十沢地区(旧五十沢村)が発祥の
大粒の干し柿の高級ブランドです。
画像で見たい!という方は、今年は残念ながら生産自粛ですが、
前シーズンの伊達みらい農業協同組合の楽天サイトがわかりやすいかと思います。【こちら】
後編へ続く・・・後編は【こちら】